お子さまの歯の仕上げ磨きをされている時に、上の前歯のところを磨こうとすると痛がって嫌がるという
声を聞きます。
それはもしかしたら、上唇と歯ぐきをつないでいる上の前歯の中央部にある「筋(すじ)」、
上唇小帯が原因かもしれません。
その筋があると、上の前歯を磨くときに上唇を指で持ち上げたりすると、筋が引っ張られたり、その部分に歯ブラシが当たると
痛がったりします。その部分をよけるようにして前歯を磨いてあげると良いと思います。
1歳半検診の時に指摘されることが多いです。
2歳くらいまでは上唇小帯の幅が広く、上の真ん中の歯と歯の間に入り込んでいることがよくあります。
成長に伴って顎も大きくなり筋の位置も気にならなくなりますが、上の前歯が生えてきてもまだ真ん中に筋が真ん中に
入っているようであれば、筋を切ってあげる必要があります。
継続的に経過をみていくことをおすすめします。