歯周病

歯周病はSilent Disease (静かに進行する病気)と呼ばれています。
痛みなどの自覚症状がないままどんどん進んでしまいます。

歯周病とは、歯垢(プラーク)の中の歯周病菌による細菌感染症です。
感染すると歯肉に炎症を起こして、進行すると歯を支える骨を溶かし、やがて歯が抜けてしまう原因となります。

どんなに時間をかけて虫歯の治療をしても、歯のまわりに歯垢がべったりついていては、ずっと細菌感染にさらされている状態です。再び虫歯になったり、おおもとの歯がグラグラしてきたりしてしまいます。

まず、今の状態を詳しくきちんと診査していきます。
歯周ポケットの測定やレントゲン撮影を行っていきます。

そして、現在の状態をご説明し、これからの治療プランをご提案していきます。

歯周病の原因にはいろいろなことが関係してきます。
第一は不十分な歯みがきですが、かみ合わせ、歯ぎしり、くいしばりといったことも大きく関係してきます。
さらに、喫煙、寝不足、ストレス、不規則な生活習慣、乱れた食生活、間食が多かったり夜ふかしが多かったり、よく噛まないで食べていたりといった生活習慣も関係してきます。

診査、診断にはこの生活習慣も含めてお聞きし、改善できるようお手伝いしていきます。

歯周病を招きやすい生活習慣

たばこを吸う

喫煙するとたばこの煙がお口のなかで充満しています。つまり、お口の中が煙でいぶされている状態です。たばこの煙に含まれる有害物質が、お口の中の粘膜や歯肉から吸収されて歯周病のリスクを高めます。
また、お口の中も乾燥するため、細菌が繁殖しやすくなります。

疲労やストレス

疲労やストレスがたまると免疫力が低下して、歯周病にかかりやすくなります。
寝不足や暴飲暴食にもなりがちです。

よく噛まずに食べる

よく噛まずに食べると唾液が十分に分泌されず、細菌が繁殖しやすくなります。
また、噛むことによる脳への刺激も少なくなってしまいます。

間食が多い

お口の中の細菌は糖分を栄養にしてプラーク(歯垢)を作ります。甘いものをダラダラ食べていると、お口の中が常に歯垢を作りやすい状態になってしまいます。